中国とタイ、タイの中国人犯罪者と共同で対策へ

タイのメディア報道によると、タイ国家入国管理局は最近、タイと中国の警察が国際犯罪と戦うために協力していると述べた。取り締まりの主な対象は、タイで長期間にわたり違法行為に従事してきた中国人犯罪者と、犯罪行為に従事するために短期間タイに入国した中国人犯罪者だ。

入国管理局のパンタナ・ヌチャナート副局長は、中国警察が逃亡中の中国人犯罪者に関する情報をタイ警察と共有しており、入国管理局職員を含むタイ警察が彼らのタイ入国を阻止できると述べた。同氏は、この協力はタイで同胞に危害を加えた後に逃亡する中国人犯罪者や、他国からタイに逃亡して違法ビジネスを行う人々と戦うことを目的としていると述べた。

最近、タイで中国人が誘拐される事件が多発しており、誘拐犯のほとんどは中国人である。入国管理局の副局長は、中国警察がタイに逃亡した容疑者数名に関する情報を送付し、タイの入国管理局による逮捕を容易にしていると述べた。一方、タイ警察は、腐敗した入国管理局職員の協力を得て長期滞在ビザを与えられた数百人の中国人に関する証拠を集めており、タイ国内の中国人ギャングのメンバーとみられる数十人の活動を捜査している。

捜査当局は3月、中国国民が「グレー」産業に従事するのを支援したとして告発された107人の入国管理当局職員に関する13万9000ページに及ぶ報告書を国家汚職防止委員会に提出した。

（ザック編集、ワン監修、出典：バンコクポスト）