指名手配中の台湾人犯罪者がタイで逮捕、事件の金額は200億バーツ超

タイ情報ネットワークによると、警察は最近、台湾の製薬会社の犯罪組織のリーダーを逮捕した。この犯罪組織は、COVID-19パンデミックの間、株価操作によって国民を欺き、被害者は1,000人にも上り、被害額は230億バーツを超えた。逮捕状は、タイの台湾当局との調整を経て台湾側が発行した。主な容疑者は台湾人の61歳の黄（仮名）で、「詐欺」の罪で有罪判決を受けた。

捜査の結果、黄容疑者はバヌアツのパスポートを所持しており、2021年2月5日にタイに来て高級マンションに隠れていたことが判明した。警察はその後彼を追跡し、黄氏が中国台湾で指名手配されている犯罪者であることを確認した後、捜索のために彼の部屋に入った。捜索の結果、現金100万バーツ、携帯電話5台、シンガポールの身分証明書、クレジットカード数枚が発見された。同時に、黄氏はシンガポールに逃亡し、その後バヌアツのパスポートを取得してタイに逃亡したことを認めた。逮捕後、タイ刑事捜査局と台湾警察はさらなる捜査を行い、黄氏と物的証拠を第3出入国管理事務所に引き渡した。

報道によると、この犯罪組織は、新型コロナウイルス感染症の流行中に医薬品製造会社を設立し、同社が株式を公開した後、参加者に海外の事業会社から同社の株式を購入するよう求め、偽の情報を流して国民を騙し、同社の株式を購入させようとしたという。株価は1,000株あたり50万バーツにも達した。一般人が株式を購入した後、会社は資産を海外に移し、会社を閉鎖した。被害者は1万人に上り、被害額は230億バーツを超えた。捜査の結果、台湾当局は容疑者らから6000万バーツを押収し、共犯者29人に対して逮捕状を発行し、そのうち27人が逮捕されたことが判明した。

（翻訳：黄敏、4.0翻訳ワークショップ、校正：wan）