タイ警察は複数の詐欺グループを逮捕、AI技術が犯罪を助長していたことが明らかに

タイ情報ネットワークによると、タイ科学技術犯罪捜査局は8月15日、「詐欺グループ捜索」作戦の結果を発表する記者会見を開いた。この捜査により容疑者8人が逮捕され、事件の価値は1,000万バーツを超えた。

警察によると、事件は8月1日から4日の間に始まり、複数の被害者がタイ国家警察のオンライン通報システムを通じて、通信詐欺の被害に遭ったと主張して通報したという。手口は、有名な宅配会社の配達員を装い、荷物の中に違法と思われる品物が入っていると主張し、被害者の個人情報や銀行口座情報を提供させて送金を誘導するというものだ。それだけでなく、容疑者はAI技術を使って警察署長の画像を作り上げ、被害者に自分が実際に犯罪を犯したと信じ込ませた。被害者は9回の送金で283万タイバーツ以上を容疑者に送金した。送金回数が増えるにつれ、被害者は騙されたことに気づいた。警察は通報に基づき速やかに捜査を開始し、容疑者をすぐに特定した。

警察は、容疑者が盗んだ金を「キヤノン」の口座に移し、その後現金を引き出したことを突き止めた。捜査の結果、この事件には15人の容疑者が関与していることが判明し、そのうち9人が8月12日にチェンライ県メーサイ郡で逮捕された。その日、警察は総額1000万バーツ以上の違法品の疑いのある品物130点を捜索し、押収した。その後、容疑者と盗まれた品々は捜査官に送られ、「資金洗浄と国民に対する詐欺の共謀」の罪で告訴された。

捜査の結果、この犯罪組織は大規模な通信詐欺組織とつながりがあり、2022年以降総額3億バーツ以上を詐取していたことが明らかになった。警察は主要な証拠を収集しており、詐欺で奪われた財産を回収して被害者に返還するための追加措置を講じる予定である。

（翻訳：陳燕軍、4.0翻訳ワークショップ、レビュー：wan）