タイの路上の「邪悪な神」の像が撤去された

タイ情報ネットワークによると、12月28日午前8時、タイ・バンコクのザ・バザールホテルの責任者兼経営者で、スアン・ルム・ナイトバザール社のパロ専務取締役が、僧侶らを招き、クル・カイ・ケオを含む合計8体の像の移設のための宗教儀式を行った。

彫刻は2023年8月9日に完成し、ホテル内に設置されている。高さは約4メートルで、黒い肌、赤い目、黄色い牙、巨大な翼を持つ。彫刻が設置されているホテル前のエリアは、クル・カイ・ケーオ株式会社に月額20万バーツ、年間240万バーツの20年間の長期契約で貸し出されている。

この彫刻は輸送からホテル前への設置に至るまで、社会に大きな騒動を引き起こした。バンコクやその他の地域の代理店や関係団体は、この像が建築規制に違反していないか視察に行き、タイ仏教振興芸術家委員会は、人々に不快感を与えるとして、この像をその地域から移動させるよう請願した。

これまで、クル・カイ・ケオ像を拝むために子猫を連れてくるといった奇妙な崇拝方法があった。クル・カイ・ケオの崇拝者の多くは、そのような奇妙な崇拝方法はないと説明し、クル・カイ・ケオへの信仰を攻撃しないよう協会に要請しなければならなかった。

パロ氏は、ホテルはクル・カイ・ケオの彫刻の問題に対処していると述べた。タイ国鉄は、12月30日まで、もしくは30日以内にホテルからすべての彫刻を撤去するよう命じた。建築規制法によれば、この地域では私的な彫刻やその他の構造物の設置が禁止されているため、12月22日に130万バーツを超える罰金が支払われた。

（翻訳：Li Yanle、4.0 Translation Workshop、レビュー：wan、出典：thestandard）