タイのマリファナ合法化プロセスは停止されました！

タイのメディア報道によると、タイ保健省は2月13日、タイにおけるマリファナ合法化の推進を一時停止すると発表した。延期の目的は、国民や法案支持団体との対話をさらに進め、より多くの意見を集めることだった。

マリファナ合法化の本来の目的は、娯楽目的ではなく医療目的での使用だったが、法案草案は、娯楽目的の使用を「喜びと楽しみのため」と表現し、個人の家庭でのマリファナの娯楽的使用を全面的に禁止するという曖昧な立場を取っており、解釈の余地を残し、議論を呼んでいる。

また、この法案は、娯楽目的のマリファナ使用に対する罰金が飲酒運転などの他の犯罪よりも高い6万バーツ（1,662ドル）であることから、腐敗した役人、特に外国人観光客に対してこの罰金が悪用されるのではないかという懸念を引き起こした。この法案の支持者は、この動きによって若者がマリファナを入手することがより困難になり、適切なマリファナの使用が規制されるようになると主張している。

法案の支持者と反対者は、マリファナの使用を規制し、関連法を改正する必要があることに同意した。両者は、特に外国産マリファナの違法輸入の禁止と、外国企業がタイのマリファナ産業を支配することを禁止するなど、多くの点で合意に達した。両者は依然として税率をめぐって論争を続けているが、大麻製品の明確な表示、広告、課税、ライセンス付与については合意に達している。

大麻の娯楽用と医療用の違いについては各党が長らく議論を重ねており、法案の発表は2年近く遅れている。法案が議会に早急に提出されなければ、関係各党が新たな法案を起草するまでこの論争は続くことになる。

2月14日、マリファナ合法化の支持者は、議事堂近くで法案の代替案を提示する予定だ。この新しい案では、マリファナの公共の娯楽目的の使用を禁止し、娯楽目的の使用を私的空間に限定し、公共の場での喫煙に法的罰則を提案する。皮肉なことに、タイで最近行われたコールドプレイのコンサートがきっかけで、保健省はマリファナ合法化法案の可決プロセスを加速させた。この法案は当初、内閣に提出されて審議されるはずだったが、現在は世論調査のため棚上げされている。

この延期は、すべての関係者が草案について合意に達することを期待するものとみられている。大麻生産者と保健省が草案について合意に達することができれば、議会や企業からの反対を回避できる。また、大麻事業者に正当性を与え、税収を確保し、すべての関係者がウィンウィンの状況を作り出すこともできる。

マリファナの使用に関する2年間の議論を経て、娯楽目的の使用を全面的に禁止することは実現可能性が低くなり、この政策は法執行機関によって悪用され、マリファナの取引を地下に潜らせて政府の管理と課税を減らすことになるかもしれないが、国民は依然として、すべての関係者が合意に達し、政府がこの法案の支持者によって提案された代替法案を真剣に検討できることを望んでいる。この法案の支持者と反対者は、マリファナを完全に麻薬として分類することは効果的な解決策ではなく、マリファナ使用者に懲役刑をもたらすだろうという点で一致している。

現状、両党が合意に達して法案の合法化が進められない場合、マリファナ業者らが政府を相手取って訴訟を起こす可能性があり、双方は長期にわたる混沌とした争いに巻き込まれることになる。

（翻訳：王呂野4.0翻訳工房、レビュー：岳漢、出典：thethaiger）