【工場労働者7,100人が新型コロナウイルスに感染、タイ政府は工場の防疫対策を強化】

タイ情報ネットワークによると、工業省のデチャ監察官は、スリヤ工業相とスチャド労働相が6月11日に合同会議を開き、工場での流行の大規模な発生を防ぐため、工場労働者にワクチン接種を促す方法を話し合う予定であることを明らかにした。

会議では、ワクチン接種の対象となる工場の種類や接種場所についても議論される。5つの工業団地がワクチン接種場所になることを自主的に申し出ており、危険地域の工場や労働集約型の工場、工業団地が優先的にワクチン接種を受けるとみられる。

また、6月9日には工業省、衛生省、労働省、民間企業、関係部門・部署が合同で会議を開き、工場での感染拡大防止策を緊急に協議し、明確な対策を策定して実施する予定だ。

工業省は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、全国の従業員200人以上（計3,200人）の大規模工場に対し、6月15日までに「タイ・ストップ・コビッド」プラットフォームに登録し、工場の防疫管理活動を確認するよう命じた。

6月30日までに、さらに6万の工場も「タイ・ストップ・コロナ」プラットフォームに登録し、関連規則を厳守する必要がある。さらに、各工場は「タイセーフ」プラットフォームをダウンロードして登録し、工場従業員の健康状態を毎日評価する必要がある。

また、工業省が工場の情報に注目したところ、132の工場で感染例が見つかり、7,100人の労働者が新型コロナウイルスに感染していた。その多くは、チョンブリー県、サムットプラカーン県、パトゥムターニー県、またはアユタヤ県、ソンクラー県など工場が密集している県で働いている。

（出典：bangkokbiznews、翻訳：Lucine）