タイのナコンパトム県の食肉処理場でアフリカ豚コレラの症例が発見された。

タイ情報ネットワークによると、タイ畜産局は1月11日、ナコンパトム県の屠畜場でアフリカ豚コレラが見つかったことを確認した。豚コレラの発生源と原因は現在調査中で、調査結果は判明次第、国際獣疫事務局（OIE）に報告される予定。

タイ畜産局のサラウィット局長は、豚の群れにアフリカ豚コレラが発生したとの報道を受けて、畜産局は豚の死体の調査と検査を開始したと明らかにした。情報を収集し検証した後、隠すことなく真実を国民に報告する予定だ。

畜産業界は１月８日から９日にかけて、豚の集中リスクが高い地域の農場１０カ所から計３０５の検体を採取し、屠畜場２カ所から４つの検体を検査した。そのうち、1月8日にはラチャブリー県の6つの農場から196のサンプルが無作為に検査され、1月9日にはナコンパトム県の4つの農場から109のサンプルが無作為に検査されたほか、2つの屠殺場から4つのサンプル、合計113のサンプルが検査された。

309のサンプルを予備的に分析した結果、ナコンパトム県の屠殺場から採取したサンプルのうち308件が陰性で、1件にアフリカ豚コレラの感染が見つかった。特別調査チームは現在、畜産業への影響を最小限に抑えるため、現地でのアフリカ豚コレラの発生源と原因を調査しており、調査結果は直ちに国際獣疫事務局（OIE）に報告される予定だ。

（出典：posttoday、翻訳：wan）