タイ商務省、米国に対する太陽光発電セルの迂回行為防止調査を開始

タイ情報ネットワークの報道によると、タイ外国貿易局のピタ局長は、3月28日に米国商務省が公式ウェブサイトで通知を出し、マレーシア、ベトナム、カンボジア、タイから輸出された太陽電池に対する迂回行為防止調査を開始すると発表したことを明らかにした。米国は、上記4カ国が輸出する太陽電池は、米国が中国の太陽電池輸出に対して講じている反ダンピング措置および反補助金措置を回避するために、中国から輸入した部品で組み立てられ、米国に輸出されていると考えている。

これに先立ち、対外貿易局のピタ局長は、米国の太陽電池製造会社オーシン・ソーラー社が、これら4カ国から輸出される太陽電池製品に対する迂回行為防止調査の開始を対外貿易局に申請したことを知った。同局は直ちにタイの輸出業者に通知し、今後も状況の進展を注意深く監視していく予定だ。また、対外貿易局は3月8日、米商務省国際貿易担当次官マリッサ・ラゴ氏に書簡を送り、タイの太陽光発電バッテリー製品の生産工程は完全に転換されており、小規模生産工程ではないことを理由に、上記調査の開始に異議を唱えた。米国が中国製太陽光発電バッテリー製品に対して講じている反ダンピング措置や相殺関税措置を回避する行為とはみなされないため、タイから輸出される当該製品は調査の対象から除外されるべきである。その後、3月29日、タイのジュリン副首相兼商務大臣は、ジーナ・レモンズ米国商務長官に書簡を送り、現状でのさらなる調査に反対した。

同時に、ピタ氏は、タイは太陽光発電セルの輸出を引き続き増やしていくと付け加え、主な輸出市場は米国、ベトナム、日本、中国だと述べた。 2021年にタイは米国に約10億米ドル相当の太陽電池を輸出したと報告されており、これはタイの太陽電池総輸出額の49.1％に相当します。

（翻訳：Long Haining、4.0 Translation Workshop、レビュー：wan、出典：Mathon）