タイの公務員が中国の通信詐欺師に国民の個人情報を売り、月に60万元を稼ぐ

10月28日のタイメディアの報道によると、タイ・インフォメーション・ネットワークは、タイのインターネット警察が通信詐欺の巣窟を壊滅させ、政府機関に勤務する犯罪容疑者2人を逮捕したと報じた。2人は地位を利用して被害者の個人情報を収集し、詐欺を働いた疑いがある。銀行の調査により、容疑者２人の口座には詐欺グループからの送金が継続して行われていたことが判明しており、かなり長期間にわたり違法行為を行っていたことがうかがえる。現在、容疑者らは１０００件以上の個人情報を販売している。

容疑者２人のうち１人は警察中佐で、住民情報データベースに何度もログインして被害者の情報を確認していたことから警察の疑いがかけられた。もう１人は商務省職員で、政府内部のシステムに侵入して被害者の事業登録情報を確認し、登録金額の大きい人物を狙って被害者情報や公印を入手し、犯罪組織に売却していた。

２人の公務員はタイ人の個人情報を中国の通信詐欺集団に売り、月６０万バーツの利益を得ていた。銀行職員は、違法口座から公務員2名の口座に資金が送金されていたことを発見し、警察に通報し、最終的に容疑者2名を逮捕した。

（翻訳：Ning Jiani、4.0 Translation Workshop、校正：wan、出典：Thairath）