中国人女子学生の殺害は、タイを訪れる中国人観光客の到着ビザ問題に影響を与える可能性がある。

タイメディアの報道によると、タイ国家警察のダムロンサック長官は4月4日、声明の中で、22歳の中国人女子学生が殺害され、その遺体がタイの同胞らによって遺棄されたと述べた。死者は3月8日にタイに入国した。事件に関与したもう一人の人物は、容疑者3人と面識のある19歳のタイ人女性ノック・トール。彼女はWeChatを通じて容疑者に宿泊施設や乗り物、経路を紹介し、偽装殺人を手助けした。

ダンロンサック警察長官によると、被害者と容疑者らは中国にいたころからある程度の付き合いがあり、タイに来てから会う約束をしていた。その後、容疑者３人のうち１人が被害者を無理やり寝取らせた。断られた容疑者は納得せず、中国にいる被害者の父親を誘拐し、身代金５０万元（約２５０万バーツ）を強要しようと計画した。しかし、計画通りに金が振り込まれる前に、被害者の父親に子どもが死亡したと伝えられた。

中国警察は現在、中国湖北省武漢市で容疑者3人を逮捕した。同時に、タイ警察は逮捕範囲をさらに拡大し、事件に関与した19歳のタイ人女性を逮捕した。中国人容疑者３人の過去の記録を調べたところ、３人は中国国内で犯罪を犯し、前科があることがわかった。この事件の詳細については、タイ国家警察がメディアに再度発表するまで待つ必要がある。

ダムロンサック警察長官はまた、明日（4月5日）入国管理局長を召喚し、タイで外国人が犯罪を犯す問題をいかに予防し解決するかを協議すると述べた。中国人観光客の到着ビザの問題が議論される。中国人観光客の到着ビザが取り消されるかどうかについては、複数の関係機関による協議を必要とする非常に微妙な問題である。

(alicha による翻訳、wan によるレビュー、出典: nationtv)