タイの無国籍の少女が中国の大学に入学したが、中国での勉強の道は「困難に満ちていた」

タイ情報ネットワークは7月4日、タイメディアの報道によると、タイのラヨーン県に住む19歳の無国籍の少女が高校卒業時に中国山東省の青島科技大学の測量技術専攻の入学通知を受け取り、奨学金に応募して合格したと報じた。しかし、彼女は戸籍を持っていなかったのでパスポートを取得できず、中国に渡航することができなかった。

この少女はシャン族で、生後3か月のときに両親とともにミャンマーのシャン州からタイに移住したとみられる。彼女の父親がシャン州の少数民族武装勢力に従軍中に逃亡した後、家族はチェンライへ、そしてラヨーンへ移住しなければならなかった。少女はラヨーン県で勉強し、最終的に中国で勉強するための奨学金を獲得した。中国で勉強している少女の問題を解決するために、彼らはパスポートを取得したいとチェンライ県知事に申請書を提出した。チェンライ県知事は要請を受け入れ、6月30日に内務省に申請書を提出した。現在、少女と両親はラヨーン県で事業に従事している。

これに先立ち、少女と両親はビザの申請で困難に直面しており、すでに中国で勉強しない覚悟をしていた。しかし、タイのメディアが報じたように、中国のメディアもそれに倣って報道した。報告を見た後、青島理工大学は特別なケースとして少女のビザ問題の解決に協力することを決定し、無事にビザ取得を支援した。また、少女は7月3日に青島理工大学が主催したサマーキャンプにも参加し、援助してくれた各界の人々に心からの感謝の意を表した。

（翻訳：王爽、4.0 翻訳ワークショップ、レビュー：Wan、出典：Mathon）