ミャンマー内戦でタイ国民数百人が「閉じ込められ」ており、タイ政府は中国ルートで彼らを避難させる予定だ

タイ情報ネットワークによると、最近ミャンマー北部で内戦が勃発した。ミャンマーの武装組織「コーカン同盟軍」がミャンマー政府軍の兵舎、前哨基地、基地を攻撃し、双方の間で激しい銃撃戦が起きた。同時に、ミャンマー北部シャン州コーカン自治区の首都ラオガイ市も戦争の影響を受け、コーカン連合軍に包囲された。

タイのメディア報道によると、162人のタイ国民が騙されてミャンマー北部のラガイ市へ旅行させられたという。地域紛争が拡大する中、これら162人のタイ国民の安否は広く注目を集めている。

11月3日、タイ外務省は記者会見を開き、バンブリ外相は、タイ人労働者162人は無事救出され、全員無事であるが、戦争が終わっていないため当面はタイへの帰国はできず、ミャンマー政府の保護下にあると述べた。

バンバリー氏は、ワ族とミャンマー軍との紛争が依然として続いているため、ミャンマー政府は安全上の懸念からタイ国民の帰国を一時的に認めていないと指摘した。そのため、タイ政府はミャンマーのヤンゴンにあるタイ大使館、北京にあるタイ大使館、昆明にあるタイ総領事館と連携し、これら162人のタイ国民の安全な帰国を確保している。すべてが解決したら、これらのタイ国民が帰国を希望する場合は、中国経由でタイに連れ戻す必要があるかもしれない。

ミャンマー北部の都市に住むタイ人の大半が詐欺グループに関わっているかカジノで働いているという外国の報道機関の主張について問われると、バンブリ氏は同様の情報を受け取っているとしながらも、現在主な問題はこれらの国民がどのような仕事をしているかではなく、安全に帰国することだと強調した。

（翻訳：wan、出典：dailynews）