タイの特別事件局が豚肉密輸事件を捜査、中国企業の関与を発見

タイ情報ネットワークによると、タイ特別事件局の違法豚肉密輸捜査チーム長ナタポン少佐はインタビューで、特別事件局が違法豚肉密輸に関連する2件の事件を再度捜査していることを明らかにした。1件は輸送した商品の種類を虚偽報告したとして起訴された複数の船会社に関するもので、もう1件は1万個以上のコンテナを使用して大規模かつ組織的に豚肉を違法に密輸した新種の犯罪組織に関するものである。さらに、ナタポン警察少佐は、少なくとも3つの政府機関が上記の事件に関与しており、特別事件局が現在さらに詳細な捜査を行っていると明らかにした。

ナタポン警察少佐は、2件の事件のうち最初の事件は、以前の捜査で起訴された民間海運会社10社が関与していたことを明らかにした。捜査が進むにつれ、警察は同社の犯罪の範囲がこれまでの捜査範囲よりも広範であることを発見した。同社は2,388個のコンテナを使い、冷凍魚製品、プラスチックポリマー、調理済み卵などの商品を輸送していると偽り、豚肉を違法に密輸していた。2件目の事件は、特別捜査局がまだ法的措置を取っていない新しいタイプの犯罪組織が関与しており、その中にはタイ系中国人起業家のグループも含まれていた。この組織は1万個以上のコンテナを使い、大規模かつ組織的に様々な肉類を違法に密輸しており、その金額は60億～70億バーツに上る。

ナタポン警察少佐は、民間の海運会社に関与した法人やその他の自然人に加え、上記の事件や以前に捜査された事件には複数の部署の政府職員も関与していたと述べた。少なくとも税関、畜産振興局、漁業振興局の3つの部署は非常に重要であり、引き続き徹底的に捜査する必要がある。今後、特捜部は関係部署の政府関係者や民間の海運会社の職員らに事情聴取し、目撃証言を集め、金融取引を調査して、さらなる法的措置を講じる予定だ。

（Long Haining 4.0 Translation Workshop による翻訳、Wan によるレビュー、出典: Tharath）