価格は60億以上！台湾警察が史上最大のヘロイン事件を解決、薬物はタイから

台湾の複数のメディアの報道によると、台湾省新北市警察はタイから重量約446.8キロ、価値50億台湾ドル（約60億タイバーツ）のヘロイン一式を押収したと発表。この事件は台湾史上最大のヘロイン事件となっている。

新北市検察院の首席検事は、10月20日に台山区の倉庫が麻薬の隠し場所として使われているとの通報を警察が受けたと述べた。警察が倉庫を捜索したところ、タイから輸送された丸太2,500本が見つかった。警察は丸太をレーザーでスキャンして開封し、木の中に隠されたヘロイン1,172本を発見した。外装にはライオンと地球の絵のほか、中国語と英語の文字が印刷されており、純粋なヘロインとの表示もある。

警察は倉庫内で容疑者から供述を聴取した後、オーストラリア国籍の1人を含む計7人の容疑者を逮捕した。現在、容疑者全員の捜査が終了しており、有期懲役刑が言い渡される予定だ。

同時に、新北市警察は、台湾最強の犯罪組織「竹聯合団」のメンバーであり、事件の首謀者であるリンという男に対しても逮捕状を発行した。現在、リン氏は台湾から逃亡しており、中国本土へ向かうものとみられる。現在、台湾はリン氏の逮捕を早めるために中国本土と交渉中だ。

報道によると、今年9月、「ユニオンギャング」は木材にヘロインを隠して台中港に送ろうとしていた。警察はリンが車で倉庫に向かう前に、ヘロインの束を押収した。警察はこの事件が重大であり、リンがゴールデン・トライアングルの麻薬密売グループの「ロン兄弟」という名の大物の麻薬王と組んで犯行に及んだと予測した。

（出典：Khaosod、編集：wan）