継父が6歳の子供を殴り殺した事件が社会で激しい議論を巻き起こした。迷信から何年も子供を車の中で眠らせていたのか？

タイ情報ネットワークによると、1月2日、トラート県レーム・ンゴップ村で「サイファ」という名の6歳の少年が車の中で死亡しているのが発見された。捜査の結果、この子の実母と継父が迷信から何年もの間、この子を車の中で眠らせていたことが判明した。警察による数時間におよぶ取り調べの後、継父はついに、子供の泣き声に耐えられず、薬物乱用により子供を殴り、その結果、子供が死亡したことを認めた。

1月2日、通報を受けて警察が現場に確認に行ったところ、6歳のサイファ君が車の中で体中傷だらけで死亡しているのを発見したと報じられている。義父のバンヤさんは、2年前に子供の義父になったという。家族が一緒に暮らし始めて間もなく、子供は家で寝ると頭痛や腰痛に悩まされることが多いと訴えたため、子供の寝る場所を車に移し、ほぼ毎晩一緒に寝ていたという。事件当日の夜9時頃、バンヤさんは花に水をやっていた。子どもは「とても眠いので車の中で寝たい」と言い、夜中に突然カニを食べたいと言い出したため、バンヤさんは起きてカニを捕まえた。翌朝帰宅すると、子どもは亡くなっていた。

村人の中には、家族が一緒に暮らし始めた当初はすべてが正常だったが、後に両親の迷信により、サイファ君は車の中で眠らされ、21時以降は車から出ることを許されなかったと警察に話した人もいた。サイファ君は次第に手足に問題を抱えるようになり、時折体に傷が現れるようになった。警察は、この子が不自然な原因で死亡したと考え、捜査を開始し、遺体を司法解剖に送った。

1月3日の朝、予備的な検死結果により、サイファさんの体には打撲傷があり、頭蓋骨、腕、脚に骨折があり、内臓についてはさらに検査が必要であることが判明した。警察が義父のバン・ヤと実母のナリンラを尋問したところ、ナリンラは事件当夜、バン・ヤが子供を殴り、車に乗せたことを認めた。翌朝ナリンラが確認に行くと、子供は死亡しており、村長と警察に通報した。義父のバン・ヤ氏は、子供を殴ったのは自分だけだと述べ、木の棒で子供の頭を殴り、子供が気絶したことを認めた。バンヤ容疑者は、麻薬中毒で、子どもが泣き叫ぶのに耐えられず、子どもを殴ったと主張した。 （hushによる翻訳 出典：Matichon、Khaosod）