「マカオ888」事件の容疑者は警察に重要な物的証拠を提出した

2月10日のタイメディアの報道によると、「マカオ888」賭博ネットワーク事件の関係者ベンツ・デーモンの弁護士フィシット氏は、ベンツの私物の一部、具体的には事件の重要な証拠品とされているランボルギーニ・アヴェンタドールV2スポーツカーを警察に提出したという。この車は世界に50台しかなく、タイには1台しかないと言われている。リバティーウォークによる改造と合わせて総額は1億バーツ。

フィシット氏は、警察からこの車が「マカオ888」事件の重要容疑者だと知らされた後、ベンツは協力し、スポーツカーを警察に引き渡す用意があったと明かした。車の所有者はベンツの弟、ジディ・ペン、通称ビッグ氏だが、この車は購入以来ベンツが使用しており、一度も譲渡されたことはない。なぜこの車がバンコクのガレージに隠されていたのかについては、ベンツ自身も知らず、この車が「マカオ888」事件に関係していることも知らなかった。

フィシット氏は、逮捕状が発行される前、ベンツ氏は香港でビジネスをしていたと述べた。逮捕を知った後、ベンツ氏は法的手続きに従って訴訟に参加し、2月16日に警察署に出頭すると述べた。女優ドゥーエがベンツの家庭内暴力を告発した事件については、ベンツは事実が誇張されているとしてまだ反応しておらず、また、できるだけ早く事件を処理したいと考えている。

テクノロジー犯罪捜査局長のボラワ警察提督は、4人兄弟の3人目であるビッグが弁護士に車を警察に提出して検査を受ける許可を与えたことを明らかにした。警察はベンツの財務状況が車とどう関係しているか、車の購入に使われたお金が盗まれたお金だったのかどうかなどについて捜査する予定だ。

（翻訳：王 呂野、4.0 翻訳ワークショップ、レビュー：wan、出典：tnamcot）