タイ中部の県で発生した森林火災は消火が困難だ。政府は消火活動のためヘリコプターを派遣する予定だ。

タイメディアの報道によると、タイ中部ナコンナヨック県チャプー山で3月29日夕方、火災が発見された。火はまだ燃え広がっている。タイ防災局は、消火のため、本日午後、災害救助ヘリコプター（KA-32）を被災地に派遣する予定である。

ナコンナヨック県知事は、昨日深夜にナコンナヨック県チャプー山地で火災が発生したと述べた。プラチンブリ県とナコンナヨック県の防災局は協力し、消火活動のため水ポンプやその他の救助車両を被災地に派遣した。しかし、山岳地帯の険しい地形、尾根に沿って火を吹き飛ばす強風のため、夜間に消火活動を行うことは極めて危険であり、野生動物の密猟者が機会をうかがっていたため、消防士たちは真夜中にその地域に入り、消火することができなかった。

知事はまた、本日午前7時30分の時点で山岳地帯が火の海となり、火は近くのラエム山に燃え移ったと述べた。被災地近くのチュラチョームクラオ王立陸軍士官学校には関係する救助隊員が待機している。

タイ国立公園・野生生物・植物保護局は、被災地から逃げ出した野生動物を発見した場合は、「第一野生動物救助センター（ナコンナヨック県）」のページで状況を報告するか、24時間対応の森林火災緊急ホットライン1362に電話するよう呼びかけた。

（翻訳：周清清、4.0翻訳ワークショップ、レビュー：万、出典：Sanook、MGRONLINE）