世界銀行はタイの経済成長率の予測を2.9％に引き下げ、中国人観光客は今年は戻ってこないだろう

タイ情報ネットワーク（Taiguo.info）は、タイのメディア報道によると、4月5日、世界銀行のタイ担当マネージャーであるビルギット・ハンスル氏が、ロシアとウクライナの紛争などの外部要因により、世界銀行はタイの今年の経済成長率の予測を従来の3.9％から2.9％に引き下げたことを明らかにしたと報じた。タイのエネルギー輸入はGDPの4.5％を占める。ロシアとウクライナの紛争によりエネルギー価格が上昇し、生産コストの増加につながり、個人消費に影響を及ぼしている。

さらに、エネルギー価格の全体的な上昇は世界経済の成長に圧力をかけており、タイの輸出に影響を及ぼす可能性がある。タイの国内消費、投資、輸出の脆弱性が高まっている。一方、国境開放や防疫制限の緩和などの政策により、タイ経済は今年、回復の兆しを見せている。世界銀行は、今年約620万人の外国人観光客がタイに入国すると推定しているが、これは流行前よりも少ない数であり、中国人観光客は今年は戻ってこないだろう。

原油価格が高止まりし、主要貿易相手国の経済が弱体化した場合、タイのGDPは予想よりも低い2.6％しか伸びない可能性がある。

（出典：タイメディア）