タイ文化省前の状況は「不穏」で、抗議者たちは上院議員の役職剥奪を要求している。

タイ情報ネットワークによると、8月6日、タイの民間政治運動組織「タルワン」（刑法第112条の廃止を支持し、その実現に尽力）がタイ文化局前で集会を開き、ナワラット上院議員の国民芸術家の称号の剥奪を要求した。

8月6日午後、黒い服を着てマスクを着けたタルワン組織のメンバーは、事前に用意していた赤と黒のスプレー缶を取り出し、文化省付近のあらゆる場所でスプレーし、上院議員への不満を表明した。同時に、一部の抗議者は文化省前の道路の中央で発煙弾を発射し、文化省内に投げ込んだ。また、一部の抗議者はフェンス越しに内務省内に上院議員を批判するビラを投げ込んだ。その後、音楽と煙が流れる中、緑色のカエルの衣装を着た抗議者が立ち上がり、ナバラ上院議員から国民芸術家の称号を剥奪するよう求める声明を読み上げた。集会は1時間近く続き、一時は現場が大混乱となり、近くや通行人の迷惑になった。

このイベントでは、文化省文化局のワラパン副局長が名乗り出て、文化省には授与された国民芸術家の称号を取り消す権利があるが、内部会議での議論が必要であり、どのくらいの時間がかかるかは不明であると述べた。現時点では、文化省は集会の参加者からナバラ氏の国民芸術家の称号剥奪の検討を求めるいかなる書面も受け取っていない。

（翻訳：Long Haining、4.0翻訳ワークショップ、校正：wan）