バンコクの複数の病院は、アストラゼネカワクチンの2回目の接種を延期すると発表した。

タイのメディア報道によると、バンコクの複数の病院がアストラゼネカのワクチンの2回目の接種時期を延期する発表をしており、多くの人々が困惑し、病院が他の人に優先権を与えるためにワクチンを接種しているのか、政府がワクチン配布計画を調整したのか疑問に思っている人もいる。

ギドゥプ保健副大臣は、今回の事件を受けて、国内の流行状況が変わったため、より多くの人々がワクチン接種を受けられるようにワクチン配布計画を調整し、現状に即した計画にする必要があると述べた。

いくつかの病院は発表の中で、アストラゼネカワクチンの2回目の接種間隔が10週間から16週間に変更されたことを指摘した。また、一部の専門家は、アストラゼネカのワクチン接種後、人体の免疫力が急激に高まると指摘しており、当初6月にワクチンの2回目の接種を受ける予定だった人は、10月に延期するだろうとしている。

また、病院が2回目の接種を延期した理由として、ワクチンの輸入量に対する政府の準備が不十分だったことが主因との見方もある。ギデップ氏は、上記の点について、アストラゼネカ社がタイのワクチン配布計画に理解を示したと回答。協議の結果、双方はワクチンが計画通りタイに確実に届けられると確信しており、これに問題はないと述べた。アストラゼネカのワクチンは予定通り6月に配送される予定だが、タイにはすでにシノバックのワクチンがあり、配布されていないシノバックのワクチンが約250万本ある。さらに、シノバックとアストラゼネカのワクチン300万回分が6月にタイに配送される予定だ。

（出典：Thaipbs、翻訳：Zhifou）