バンコクで「シーメール戦争」が勃発し、両国のトランスジェンダーの人々が路上で闘っている！

3月5日のタイメディアの報道によると、4日未明、スクンビット通りのホテルの外で混乱が起きた。タイのトランスジェンダーとフィリピンのトランスジェンダーの間で激しい衝突が起こり、警察が到着するまで衝突を鎮圧するのは困難だった。

この事件は、20人以上のフィリピン人トランスジェンダーが2人のタイ人トランスジェンダーを襲撃し、負傷させたことから始まった。彼らはその後、皮肉を込めてその動画をさまざまなグループに投稿し、タイのトランスジェンダーコミュニティに不満を引き起こした。

3月4日午後11時、ルンピニ警察署は、バンコクのワッタナー地区、クロントゥーイヌア通り、スクンビット通り11/1にあるホテルの前に多数の「タイ人トランスジェンダー」が集まったとの報告を受けた。彼らは、この集会はフィリピン人トランスジェンダーと戦うための集会であると主張した。

数百人のタイ人グループが退くことを拒否し、フィリピン人グループが滞在していたホテルの前を占拠したため、対立は深刻化し、暴力を避けるために拡声器で警察が呼びかけたにもかかわらず、状況は急速に混乱に陥った。

最終的に警察は事態を収拾し、犯人と被害者を拘束し、ルンピニ警察署に送致した。逮捕された人々の正確な人数や負傷者の容態は依然として不明であると伝えられている。

タイ人被害者の一人、トンさん（仮名）に事情聴取したところ、事件は3月4日の午前5時に起きたことがわかった。トランスジェンダーのグループがBTSナナ駅近くのスクンビット通りにあるレストランに夕食を食べに行ったところ、以前も揉めたことのあるフィリピン人トランスジェンダーのグループに遭遇。その後口論になり、お互いを攻撃し合った。しかし、フィリピン人トランスジェンダーは約20人いたのに対し、タイ人トランスジェンダーは2人だけだった。その後、さらに2人のタイ人トランスジェンダーが助けに来たが、それでも数は少なかった。その後、襲撃の様子がソーシャルメディアで拡散され、タイのトランスジェンダーの人々は侮辱されたと感じたため、彼らはタイのトランスジェンダーの人々の尊厳を回復することを願い、犯行現場からそう遠くないフィリピン人グループが滞在していたホテルの前に集まった。

ルンピニ警察署長は、警察が事件を知った後、秩序を維持し暴力行為を防止するために、直ちにスクンビット通りの集合場所に警察部隊を派遣したことを明らかにした。現在、被害者に対する捜査が進行中であり、犯人が特定され次第、法廷に召喚されて証言することとなる。さらに、入国する外国人は、合法的に働くためにタイに入国しているかどうかが厳重にチェックされる。その後、警察署に集まっていたトランスジェンダーの人々は立ち去るよう求められた。

（翻訳：周南、4.0翻訳ワークショップ、校正：岳漢、出典：thethaiger）