中国人男性は同胞のために「事件を解決できる」と嘘をつき、金を受け取っただけで何もしなかった。結局、依頼人に誘拐されてしまった…

タイメディアが4月19日に報じたところによると、警察は16日、バンコクのヤンナワ地区のホテル近くで、30歳の中国人男性、黄庭軒（ホアン・ティンシュアン）が同胞とタイ人ギャングに誘拐され、180万バーツを脅迫されたとの通報を受けた。黄さんはタイ人の友人に助けを求め、警察に通報した。警察はすぐにホテルに捜索に出向き、黄さんを無事救出した。

タイ警察は、この事件は中国人が関与した誘拐・恐喝事件であり、事件に関わったタイ人は主犯に雇われた共犯者に過ぎなかったと明らかにした。誘拐された被害者はタイでツアーガイドや教師として働いており、10年以上タイに住んでいた。犯人は観光客としてタイに入国し、タイで被害者と知り合った。今回の借金取り立てのきっかけは、タイに長く住んでいた被害者が、事件に関係する中国人を騙して法的支援を約束したが、容疑者から金銭を受け取ったものの、支援はできなかった。そこで両者は200万バーツの融資契約を結び、容疑者はそれ以来、被害者から借金を取り立てていた。

結局、中国の「債権者」はタイ人を使って被害者を誘拐し、まず90万タイバーツの支払いを要求して恐喝した。さらに、警察は監視カメラを通じて、この事件に14人の容疑者が関与していることを発見し、捜査の初期段階で魏文涛（中国人、35歳）、アイグナー（タイ人、35歳）、スルチャ（タイ人、40歳）の3人の容疑者が逮捕された。また、警察は6人に対して逮捕状を発行しており、うち1人はタイ人、残りは中国人である。警察は現在、この6人が事件に関係しているかどうかを確認している。

バンコクの京畿警察署のジラサン副署長は、被害者と容疑者が4月15日にアパート近くの喫茶店で会うことに同意する前に、容疑者は共犯者としてタイ人を雇い、1日4000バーツを支払うと約束したと述べた。この事件に関与した中国人容疑者の１人がタイから出国したとの報道については、警察が詳しい捜査を行っている。

（翻訳：陳延軍4.0翻訳工房、出典：matichon）