タイの中国人夫婦の詐欺事件に新たな進展！タイ警察、さらに10軒の高級住宅を封鎖

タイ情報ネットワークによると、タイ警察は最近、「誰も信用しない」というコードネームの捜索作戦を開始した。捜査の第一段階で、警察は事件に関与した中国人容疑者2人、スーとイェを逮捕し、100億バーツ以上の財産を押収した。警察は本日、6月26日に開始された捜索活動の第2段階の結果を発表する記者会見を開いた。捜査の第2段階では、警察はバンコク地域でアパート8軒、高級別荘、会社登記住所として使用されている不動産2軒を捜索し、押収した。押収された資産総額は6億バーツを超える。

この事件は、中国の詐欺グループがさまざまなソーシャルプラットフォーム上で偽の個人情報を利用し、被害者を仮想通貨投資に誘い込んでいたという報告をタイ警察が受けたことから発生した。被害者数は2万人を超え、被害額は100億バーツを超えると報じられている。この事件は国際的な詐欺とマネーロンダリング犯罪に関係していたため、タイインターネット警察は直ちに米国国土安全保障省（HSI）や他の国際機関と共同捜査を開始した。捜査の第一段階で、警察は中国人容疑者のイェ氏とスー氏を逮捕することに成功した。

タイ警察はイェ氏とスー氏を逮捕した後、捜査範囲を拡大し、不動産証書3点と会社登記書類をさらに精査した。容疑者らはタイ人を名義人として複数の企業の株式を保有していたことが判明した。容疑者は暗号通貨を通じて資金洗浄し、その資金を使って複数の高級住宅を購入した。 6月26日の捜索で、警察は高級マンション10棟を押収した。

同時に、警察は不動産購入資金の出所など不動産情報を記した書類も大量に押収した。警察は、今後2～3週間以内に、蘇容疑者と関係のある23の不動産を捜索し、蘇容疑者と関係のあるタイ人と中国人の容疑者の逮捕範囲を拡大するなど、捜索・押収作戦の第3段階を実施する予定である。

さらに、インターポールに指名手配されていた主犯のスーは、作戦の第一段階で逮捕された。蘇氏の事件に関係する金額は1億8000万バーツを超えており、現在、中国警察の追及を受けている。警察の尋問後、蘇容疑者は全ての容疑を否認した。しかし、警察はすでに蘇容疑者の携帯電話を含む明確な証拠を持っている。蘇氏は逮捕された際、携帯電話のデータを削除して廃棄しようとした。タイ警察は携帯電話に重要な情報が含まれていると考えており、米国国土安全保障省（HSI）にデータの回収に協力を要請した。

（翻訳：王 陸野、4.0 翻訳ワークショップ、レビュー：wan）