タイの有名な反政府活動家「バオおばさん」は懲役1年と保護観察3年の判決を受けた。

タイ刑事裁判所は8月2日、2021年8月11日の反政府デモに参加した被告8人を召喚した。その中には著名な反政府活動家ワラワン氏（バオおばさん、67歳）も含まれている。バオおばさんや他7人の被告ら計200人ほどの抗議者が2021年8月11日にタイのプラユット首相の辞任を求める反政府デモを行ったと報じられている。

最近、タイ刑事裁判所は収集された証拠に基づいて裁判を行い、バオおばさんと他の7人の被告が非常事態法の関連規定に違反し、5人以上を集めてデモに参加し、伝染病の感染リスクをもたらし、公務を妨害し、公共の秩序に影響を及ぼしたと判決を下した。最終的に、バオおばさんと他の7人の被告は懲役1年と罰金2万バーツを言い渡された。しかし、被告らには過去に懲役刑を受けたことがなく、また家族を養う必要もあることから、裁判所は被告8人に3年間の保護観察と2年間の観察処分を言い渡し、観察期間中に関係部署に8件の報告書を提出し、24時間の社会奉仕活動を行うことを義務付けることにした。