タイ副首相は蔡英文の「タイはワクチンを買いだめしている」発言に反応。「ワクチンの買いだめなどしていない。問題はタイ政府ではない」

タイ情報網によると、タイのアヌティン副首相兼保健相は6月12日、バンスーワクチン接種会場を視察し、台湾の蔡英文総統が「タイは国内の防疫対策のためワクチンを備蓄しており、それがアストラゼネカの納品遅れにつながっている」と述べたことに対し、「タイはワクチンを備蓄しておらず、問題はタイ政府にあるのではない」と反論した。

アヌティン氏は、タイのワクチン接種作業は現在、設定された目標に沿って効率的に進んでいると述べた。教育省は教師のワクチン接種を優先する必要があり、今週中に4万5000人の教師のワクチン接種が完了する見込みで、2～3日もかからず、学校は通常通り開校できるという。

また、台湾の蔡英文総統が「タイ国内の感染状況が深刻で、国内の感染予防・抑制のためにワクチンを備蓄する必要があるため、タイはアストラゼネカ製ワクチンの納品を延期した」と発言したことについて、アヌティン氏は「この件の責任は製造会社アストラゼネカにあり、タイ政府とは一切関係ない。タイはワクチンの生産拠点に過ぎない」と強調した。タイがワクチンを買いだめしていないことは保証されており、すべてのプロセスは現在も契約通りに進行しています。あまり多くの質問や要求をする必要はありませんし、問題はタイ政府にあるわけではありません。 （hushによる編集 出典：Thairath）