カンボジアの中国人詐欺の巣窟からタイ人9人が逃走、傷だらけでタイ国境警備隊に助けを求める！

タイ情報ネットワークによると、12月18日、フェイスブックページ「ポイペトのタイ人を助けて」と「普通の人々」は、9人のタイ人が中国人詐欺グループに拘束され虐待されているという情報を掲載した。彼らは耐えられず、最終的に脱出し、サケーオ県のアランヤプラテート国境検問所で助けを待った。

救助隊が現場に到着すると、男性8人と女性1人の計9人のタイ人がおり、全員の健康状態が非常に悪かった。彼らの中には、腕や足に傷を負いながらタイ国境検問所の門にしがみついて助けを求めて叫ぶ者もいた。午前6時には国境検問所が開いていなかったため、男性らはパスポートなしでは入国できなかった。職員は国境検問所の門を開け、9人のタイ人をサケーオ国境検問所に残して救助を待たせた。

その後、救急車は全員を治療のため地元の病院に搬送したが、そこで1人が鋭利な武器で足を刺され、1人が手を切りつけられ、2人が有刺鉄線で手と腕を切られ、残りは軽い擦り傷を負っていたことが判明した。

脱出に成功した9人のタイ人の内訳は、サケーオ出身3人、チェンマイ出身1人、チャチューンサオ出身1人、バンコク出身1人、プレー出身1人、パトゥムターニー出身1人、マハーサーラカーム出身1人。

被害者Pさんによると、9人全員が中国人詐欺団に騙され、カンボジアのポイペトの株式取引会社で強制的に働かされていたという。詐欺集団は、高給がもらえる、会社がすべての旅費を負担する、出勤にパスポートは必要ないなどと嘘をついた。

９人はタイ・カンボジア国境まで連行され、頭に袋をかぶせられてタイ側からポイペト側まで歩かされた後、タイ人を騙す詐欺師役を強要されて投獄され、携帯電話や所持品をすべて没収され、カンボジアのポイペト・ナンポ市場近くの２５階建てビルの７階にある狭い部屋に２０人ずつ寝ることを強いられた。

「抵抗すれば殴られ、感電させられた。約200人のタイ人が拘束され、カジノで働かされ、若いタイ人女性の中には売春を強要された者もいた。また人身売買されるという噂を聞き、11人を集めて逃走の機会をうかがった。12月18日午前3時頃まで、混乱の中、部屋のマットレスに火をつけて火事にし、ドアや窓を突き破って逃走した。しかし警備員と遭遇すると衝突が起こり、ナイフで刺される者も出た。結局、逃げられたのは9人だけで、残りの2人は捕まった。」

Pさんはまた、国境検問所に逃げた時、ゲートはまだ開いていないことが分かったので、フェンスを乗り越えてポイペト側から国境検問所のタイ側近くにいるタイの役人に助けを求めなければならなかったと語った。彼らは「ポイペトのタイ人を助ける」ページを通じて助けを求める準備ができていた。彼らはまるで生まれ変わったかのようにとても幸せを感じた。

アランヤプラテート郡長は、ポイペトから逃亡したタイ人9人は全員人身売買の被害者であり、支援と補償が提供されなければならないと述べた。依然として拘束されているタイ人については、緊急援助を提供するためにカンボジアと早急に調整する予定だ。

（翻訳：Ji Shuxin、4.0 Translation Workshop、レビュー：Yue Han、出典：MGR online）