タイの高速道路で警察が発砲、ビジネスマン死亡

タイメディアの報道によると、12月30日早朝、ワントーンラン警察署はチャロングラト高速道路で銃撃事件が発生したとの通報を受けた。警察は医師やボランティアとともに捜査に向かった。

現場では、被害者が血の海に横たわっているのが発見された。体には複数の銃創があり、額に2発、右手の人差し指に1発、右脇の下に1発、右足に1発、計5発の銃創があった。現場では5万バーツ以上の現金、宝石、ネックレス、指輪、腕時計、そして5つの弾丸の薬莢も発見され、警察はその後証拠として回収した。

タイ道路管理局の職員によると、彼らは勤務中に同僚とともに現場に車で向かったところ、赤いナンバープレートをつけた黒いヒュンダイH1バンが制御を失い、高速道路の橋の側面に衝突しているのを発見した。彼らは車の横で2人の男が口論し、殴り合っているのを目撃した。被害者は右手に銃を持った容疑者によって押さえつけられた。2発の銃弾が発射された後、容疑者はバンで逃走した。その後、職員が被害者を助けるために駆けつけ、被害者の妻に電話して、被害者が撃たれたこと、そして容疑者が自分たちも巻き込むのではないかと心配したため、子供たちを連れて家から逃げるように伝えるよう頼まれた。

容疑者が運転するバンは現場から逃走し、その後迂回して高速道路の入り口に停車したと報じられている。容疑者の一人が銃を持って車から降り、中央分離帯を飛び越えて被害者を捜した。警官は車に乗り込み、バックミラーから容疑者が被害者をさらに数回撃った後、素早く車に戻って現場から逃走するのを確認した。

警察が現場に到着する前に、バスの運転手は容疑者が被害者の頭を撃つところを目撃した。容疑者が逃走した後、運転手はバスが遺体を轢くのを防ぐため遺体の隣にバスを停めた。その後、亡くなった人の母親、妻、子どもたちが悲しみに暮れながら現場に駆けつけた。

被害者の母親と妻に対する予備調査によると、容疑者が逃走時に乗ったバンは被害者の車で、犯人と被害者は知り合いだった。犯人の名前はナロンワット・タチャダで、フアマーク警察署の巡査部長、被害者はビジネスマンだった。現在、警察は各地の防犯カメラの映像を確認している。容疑者がどこへ向かったのか、いつ高速道路を降りたのかは不明だが、警察は近く容疑者を裁きにかける予定だとしている。

（翻訳：劉 静明、4.0 翻訳ワークショップ、レビュー：wan、出典：mgronline）