![]() 能登半島の6市町村では、2024年1月1日に発生した地震で被害を受けた住宅の再建のため、基本的な災害支援に加え追加の財政支援を受けた世帯の割合が約30%にとどまっていることが、時事通信の取材で分かった。石川県の半島地震から2年が経過したが、被災地では高齢者が多く、住宅建設業者も不足し、建設費も高騰しているため、復興は順調に進んでいないのが現状だ。 同半島は2024年9月にも豪雨に見舞われた。 支援内容は、住宅の被害状況に応じて最大100万円の基本支援金と、新築や修繕など再建方法に応じて最大200万円の追加支援金が支給される。 追加支援金の受給者の割合は復興の進捗状況を示す指標とされている。 石川県によると、2025年11月末現在、能登地方の6市町で住宅に大きな被害を受けた1万1059世帯が基本的な支援を受けている。 3,247世帯(全体の29%)に追加支援が提供された。 輪島市では22%、珠洲市では25%となり、奥能登沿岸部の復興の遅れが浮き彫りになった。 6市町以外の県内市町村では44%となった。 復興の遅れは、住宅建設業者の不足と建設費の高騰が原因である。 奥能登沿岸部の市当局は「建設費は従来の3倍程度に上る」と話す。 「高齢者はローンが組めず、業者も不足しているため、住宅再建が進んでいない」 また、完成までにはまだ数年かかると予想される災害公営住宅への入居を多くの被災者が待っていることも一因となっている。 民間アパートの借り上げ住宅などを含め、8,000世帯以上が依然として仮設住宅で暮らしている。 仮設住宅での居住は原則2年までだが、住宅再建が遅れる場合は延長が認められる。 県の調査によると、回答した世帯の8割以上が滞在期間の延長を希望している。 輪島市の仮設住宅に住む70代の女性は地震と大雨の二重の被害を受け、自宅の取り壊しを余儀なくされた。 「周りの人が新しい家を建てているのを聞くと羨ましいですが、費用がとても高いんです」と彼女は語った。 「結局、災害公営住宅が唯一の選択肢になるかもしれない」と彼女はため息をつきながら付け加えた。 [著作権:時事通信社] |












